昨日ははやひろさんがダブリンでの体験を書いてくれたので、今日はひゅーちゃんのそれっぽい話を。
私のダブリン的体験、すなわち、自分とじっくり対話して改めて自分を見つめ直した初めての体験は、35歳の時。
それまでは一般企業でめちゃめちゃ働いていたんですけど、寄る年波に勝てなかったのか(泣)体を壊しまして、ドクターストップがかかって、仕事を長期間休むことになったんですね。
休み始めた時はすごく焦ってまして、「こんなことしてらんない! 一刻も早く復職しなきゃ!」とか思って、それを一生懸命に主治医に訴えておりました。
そしたらですね、あるとき主治医がこう言ったんですね。
「あなた、ほんとに会社に戻りたいの? それ、本心なの?」
へっ? 何言ってんの? 当然じゃん!
当然に決まってんじゃん。
ほんとに…当然なのかな?
…ほんとか?
自分が当然だと思ってたことに、初めて疑問符をつけたのがこの時だったと思います。
改めて、
ほんとに自分はこれまでのような働き方や生活をしたいのかなあ?
これからも長く生きていくわけだけど、今まで通りの生き方をして、幸せなのかなあ?
そもそも、これまでのやり方で体壊しちゃったわけだし。
でも、会社やめちゃって、生きていけるのかな。自分にできることってあるのかしら?
みたいに、いろいろ、いろいろ、いろ~いろ、考えたような覚えがあります。
体が良くなり始めてからは、何かヒントをつかみたかったこともあって、近所の授産施設にボランティアにいって、利用者さん(20代の若者たち)と一緒に作業したり、そこで働く職員さんとお話ししたりもしていました。
そんな体験も自分との対話の糧となり、生きるうえで大切にしたいことや、どんな活動に喜びややりがいを感じるかなどを、改めて明確にしてくれたように思います。
この一連の過程が、私にとってのダブリン体験です。
私はこのダブリン体験期間のあと、会社員生活を終わりにして、フリーランスという冒険の道を歩みだしちゃうことになります。
体を壊して休職するなんて不幸なことだ、という見方もあると思うのですが(その当時は私もそう思っていましたが)、今振り返るといい経験だったな~(神様、ありがとう!)としみじみ思います。
会社員生活という、それまで慣れ親しんだ「日常」から離れて、ひとりでいろいろと考える時間を持てた、ということですものね(プラス、自分の体の限界を知ったから、むちゃもしなくなったしね…)。
私は体を壊したから結果的にこういう時間を持つことになったんだけど、別にそんなリスクを冒さなくても、辛い目にあわなくても、自分との対話の時間を持てたらいいよね。
それが結果的に、ダブリンワークショップの立ち上げにつながっていると。
そんな感じです(*^^*)。
(ひゅう)
第4回 ダブリンワークショップ 2018年10月27日(東京都) - こくちーずプロ(告知'sプロ)