マリーは専業主婦。
めったに姿を見せないご主人はリタイヤした元公務員。
3人の子どもたちはみんな成人して家を出ているらしい。
二人は経験豊富なホストファミリー。
わたしを含めてホームスティをしていた4人の留学生の食事と洗濯、掃除などはすべてマリーのお世話に。
このマリーの口ぐせが「エンジョ~イ」。
出かけるときは「エンジョーイ!」
家で顔を合わせたときは「エンジョ~イ?」
その都度、気にかけてくれていると感じました。
そして、「楽しもう」という気づきをもらいました。
人生の折り返しに近いところで、自分を見つめ直すワークショップをやりたいと考えたとき真っ先に頭に浮かんだのがマリーの「エンジョ~イ」の声でした。
ありきたりでシンプルで簡単な言葉ですが、とても意味のある深い言葉として自分に刺さっていました。
「エンジョ~イ」
ホームスティ先のホストファミリーのように、ワークショップの参加者のお世話をしようとひゅうちゃんとはやひろをホストと名乗ることに決めました。
お世話といっても一緒にその時間を過ごすだけです。
できるかぎり心地よく、リラックスして、さまざまな想いを巡らせることができるように環境を整えることがホストの役目だと考えています。
とはいえ、あまりこうしたことを全面に出してしまうと重いですよね。
ひゅうちゃんは、それが軽やかにできる。うらやましいというか妬んでしまうところです。
楽しんで!と声をかけ、
楽しい?と声をかける。
うるさがられない程度にというのが肝でしょうか。
ワークショップの会場はあえてカフェを選んでいます。
これも、疑似ホームスティというか、リラックスできるけど非日常という環境づくりの一環です。
カフェのオーナーさんの温かいおもてなしの空間とホスト二人の付かず離れずの伴走で
これまでの自分を振り返りながら、これからの自分について考えてみるのがダブリンワークショップです。
(宣伝になっちゃいました)
全国いろんなカフェでやれたらいいなぁ、と思っています。
(はやひろ)