ダブリンワークショップ

〜きっと見つかる 自分の中にあった次の自分へのヒント〜

居眠りできない授業をお手伝い

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大学の授業といえば、居眠りしてた記憶しかないはやひろ。

 

大教室はもちろん20人ほどのクラスでも一番後ろに座って寝てました。

 

ところが、いまどきはアクティブラーニングで学生が主体的に学ぶスタイルを導入、学生を寝かせないらしいというので、この目で確かめてきました。

 

行き先は千葉商科大。政策情報学実習という科目。文学部出身のはやひろには???。

 

ググってみると、講義、実習を通じてより良い地域社会の実現に役立つ知識、技能を身につけるとあります。なかなかおもしろそうです。はやひろも学びたいくらいです。

 

この授業の担当は、レゴシリアスプレイ ファシリテーションを一緒に学んだ朽木先生。

 

レゴシリアスプレイは組織、チーム、個人のための思考、コミュニケーション、課題解決のための手法で、大人でも子供でも、世代や上下関係を超えて、参加でき、隠れた想いやアイデアをブロックの作品にして引き出し、自由に楽しくワークショップを行うことができるというものです。

 

参加した際の授業のテーマは「身近な地域社会に永住外国人が増えていくのが当たり前の社会で、私達はどう振る舞えば良いのか」

 

むずかしい問題ですよね。立ち位置によってさまざまな考えがあると思います。

 

これ、昔風の授業なら、先生が一方的にしゃべって学生にとっては他人事、せいぜい優等生意見、紋切り型の意見で、外国人とコミュニケーションをとってお互いを理解し合いますなどの机上論になってしまうのがフツウです。授業の最初から最後まで、はやひろなら寝てるでしょうね。

 

ところが、レゴを使うとこんな授業の流れに・・・。

 

参加者全員がレゴで身近に外国人が増えることのメリットを作成し、それを発表してチーム内で共有、その後席をひとつずらして、他人が作成した作品を今度はデメリットの視点を語って共有、次はメリット、デメリットを踏まえてより良い社会にするために必要な人材や制度をレゴで作成、最後にミニフィグ(小さい人形のレゴ)を置いて、私たちがどう振る舞えばよいかをチーム内で話し合う。

 

以上、あっという間の90分。

 

寝てられませんよ、学生さんは。


昨日、ひゅうちゃんが説明してくれた即興性や身体性、自己原因性感覚とか、ぜ~んぶ入ってます。

 

そもそもレゴは楽しいです。

 

学生さんは自分ごととして地域の国際化について真剣に話し合ってました。

 

今日の授業のテーマ、実はある県の職員採用試験の小論文課題に近いそうです。


はやひろがサポートしていた班では低賃金、出身地別の住み分け、コーディネーターの存在、オープンに話し合える場の提供などなどのキーワードが生成され、「日本らしい文化を守る、外国の文化を尊重する、その上で日本と外国との文化の融合ができるようにする」。そんな合意形成になりました。

 

次回は文化遺産と観光がテーマとか。

 

真剣に考え話し合える授業、これこそ学びの場です。

この日は本気で学生に戻りたいと感じた日でした。

 

(はやひろ)