対話の場をつくりたい、というのがはやひろの意欲の源泉。
場をつくること、つまり計画したり、仕掛けたりすることは好きなんだけれど、
実はファシリテーションは苦手です。得意じゃない。
とはいえ、ファシリテーターとしての取り組みもとても大切なことだと思うので
できるだけ場数を踏めるよう自分のお尻を叩いています。
はやひろがファシリテーションで心がけているのは2つだけ。
1つはよく聴くこと。
参加者の誰よりも発言者の言葉を聴いています。
これは、この場が安全ですよ、どんなことでも発言してください、という安心感を持ってもらうためです。
組織開発的にいうとコンテナ(空間)の保持です。
もう一つは、目の前のことは起こるべくして起こっていると思うこと。
一番の理想はファシリテーター抜きでどんどん対話が進むこと。
でも、盛り上がらないことが多々あります。
盛り上がらないなら盛り上がらないままでかまわないと、はやひろは考えます。
その盛り上がらない空気感を参加者といっしょに味わいます。
たぶん、参加者のなかには「おまえがファシリテーターなんだろ。この場をなんとかしろよ」と思っている人もいると思うんです。
そんな心の声がひしひしと聞こえてくることがよくあります。
でもはやひろのスタンスは参加者といっしょに「さあ、どうしましょうか・・・」です。
すると、必ず(ここ大事なところなのでもう一度いいます、しかも文字大きくします)、
必ず突破口を開いてくれる人が出てくるんです。
そう、目の前のことは起こるべくして起こっている。
もちろん必要な介入はしますよ。
介入とはファシリテーターが割り込んで中断させたり、軌道修正したりすることです。
先日も中高生を対象としてワークショップで、グループの話し合いの時間にみんながスマホでデータを調べはじめました。
すぐに済めば構わないと思いましたが、なかなかやめません。
その沈黙の時間が流れます。
介入が必要な場面です。でもそのときも、そろそろ止めようよ思ったときに、ある参加者から「ここまでにして話そうよ」と声が出ました。
はやひろは大きくうなづいてその参加者を応援しただけです。
参加者が自力で、主体的にその場で活動する、それを見守るのがはやひろのファシリテーションのスタイルですかね。
緊張してまわりの様子を伺っていた参加者が、自力で、主体的にその場で活動するようになるのを見るのが好きです。
ダブリンワークショップでは、ひゅうちゃんとはやひろは、ファシリテーターといわずホストと呼んでいます。
はやひろはこのホストという呼び方がとてもしっくりきます。
そうそう、来年1月26日に西早稲田でダブリンワークショップを開催することが確定しました。
詳細は追ってお知らせしますが、興味のある方はスケジュール、押さえてください。
よろしくお願いします。
(はやひろ)