はやひろもひゅうちゃん同様、演劇やってました。
大学の4年間です。
文化系クラブのくせに体育会系のように上下関係が厳しく
濃い人間関係がいつもいつも悩みでした。
それだけに、この頃の先輩、同期、後輩とは年に1、2度しか会わないですが
いまでも「仲間」であり、自分をさらけ出せる関係です。
はやひろは舞台に立つ役者より、舞台監督とか演出とか舞台を支える側の人でした。
役者経験もありますが、笑い話にもできないほど下手でしたね。
演劇の醍醐味は見立て。
舞台を森にも海にも宇宙にも見立てることができるのです。
一番の思い出は古典のシェイクスピアの演出。
「マクベス」を総勢20数名の劇団員でつくりあげました。
抽象的な舞台装置で草原や城や門を表現し、衣装も全部手作り。
創造する苦しみと楽しさを思う存分味わいました。
このマクベス演出の前は児童劇の台本として書かれた「ブンナよ木からおりてこい」の演出。
戯曲は無視して原作の水上勉の本を頼りに、大胆にテキストレジ(戯曲の変更)。
厳しい弱肉強食の世界観を表現しました(自画自賛)。
古典はどうにでもできるふところの深さがあります。
でも、みるのはいまだにアングラが好きです。
新宿梁山泊とか。
テントをみるだけで血が騒ぎます。
演劇は総合芸術といわれ、さまざまな人たちの協働関係からつくられます。
はやひろは、この協働関係づくりが身体に染み付いてしまったのだと思います。
(はやひろ)