前回、「いたばし空想地図」を話題にしました。
空き店舗の利活用をさまざまな背景、文脈の人がかかわることで、これまでの解決策が通用しない課題に挑むという話でした。
ポイントはさまざまな背景、文脈の人。つまり多様性です。
商店街だけ、オーナーだけ、不動産業だけ、という同じ世界、業界の人どうしでは、視野が凝り固まってしまい、新たな発想や着想がむずかしくなるのかもしれません。
もちろん、不可能ではないでしょうが、多様であることの方がパワフルな答えを生成できそうです。
絶対的な正解がないのですから、答えを考える必要があります。
一人の作業なら「考える」ですが、チームで創り上げていくので「生成」です。
今回の「いたばし空想地図」での経験はこの「生成」を実感するきっかけになりました。
力強い意味のある「生成」にするにはメンバーの多様性が不可欠です。
実際、商品開発等マーケティングでは異業種とのコラボが重視されています。
「いやいや、うちのメンバーいろいろな人がいるから十分多様性あるから」なんて安心しているのはまずいです。
はやひろはある組織の中長期ビジョン策定をサポートしています。
策定するのは経営会議に参加しているメンバー。
ふと不安になったのです。
同質化しているメンバーたちで中長期ビジョンが生成されるのだろうか、と。
もちろん、できるでしょう。
できるでしょうが、この先行き不透明な時代でも持続的な成長ができると信じられる力強いビジョンになるのだろうか、と。
異質な人がメンバーに数人ほしいなぁ、と。
組織にはさまざまな人がかかわります(企業だとステークホルダーといいますね)。
このさまざまな人こそが多様であり、このさまざまはな人たちをビジョン策定の場に参加してもらわないと、力強い答えが「生成」できないのではないか、という考えに至りました。
まだ、時間があります。
多様な関係者が対話できる場を用意できるようプランを変更するつもりです。
(でっかい宿題ができてしまったなぁ)
(はやひろ)
次回、ダブリンワークショップは1月26日(土)開催です。
さまざまな背景・文脈をお持ちの方の参加をお待ちしています。
お申込みはこくちーずからお願いします。